生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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ありふれたことの幸せ-ローマの休日-

a0032317_1251772.jpg明日からお楽しみ、GW。
今年は結構長い連休がとれた。
6日は出社だし、休み中の宿題になる仕事も結構あるけど。

今日は、仕事中からcobaの陽気なアコーディオンなど聴きながら、お休み気分でちょっと心が軽い。
(注:うちの会社ではヘッドホンで音楽を聴きながらデスクワークというのは一般的)



ひとまず予定しているのは、伊豆旅行。
2泊3日で北川温泉に行く。
特にアトラクションの予定は立てておらず、今度こそ「ゆったり」を得たい。

それから、日頃ないがしろにしている身体のため、健康診断に。
買い物をして部屋を掃除して、洗濯をして布団を干して、映画をいっぱい観る。
もし余裕があれば、お芝居もいい。
旅先では本も読もう。
いくつか読みかけの小説がある。

あと、パスポートの更新にも行かないと。

長期の休みに東京にいることも久々なので、普段できない「当たり前のこと」をちゃんとやろうと心に決めた。
人間らしい、ちゃんとした生活。

休日の映画と言えば。

ベタだけど、やっぱり「ローマの休日」。

オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックの、映画という娯楽の代名詞とも言えるような名作。
ヨーロッパの小国の王女がお忍びでローマの街へ繰り出し、スクープを狙って彼女に近づく新聞記者と恋に落ちる物語。

スペイン広場でアイスクリームを食べるとか、美容院でショートに髪を切るとか、スクーターのふたり乗り、真実の口のエピソード。
どれも有名で、どれも憧れに満ち、オードリー・ヘップバーンが魅力的に輝くシーンの数々。

私がローマに行ったのは、もう10年近く前。
学生の貧乏旅行で、エレベーターもない古くて安いホテルに泊まり、滞在中ずっと雨が降っていた。
バチカンまでのバスは来る便、来る便ぎゅうぎゅうで、痴漢は出るし、スられないかと神経は張り詰めるし。
水はけが良すぎて小さな洪水が起きたような石畳を歩けば、靴は中までぐしょぐしょに濡れて、最終的に風邪を引いて寝込むことになった。

要は、最悪の思い出。

天気のせいなんかで、せっかくのローマの印象は冴えず、「ローマの休日」のイメージは遥か遠い。
またいつか、あの街に行くこともあるだろうけれど、そのときは晴れが来るまできっと待とう。

オードリー演じるアン王女が楽しんだのは、たった一日のローマの休日。
普通の女の子の小さな一日。
ありふれたことが新鮮で、普通のことが幸せに思えた。

今年のGWの東京は、晴れが続くらしい。
案外と、ありふれたことが欠けがちの生活に、ささやかな幸せを与えてみよう。

そうだ、私も、髪切りに行こう。
オードリーみたいに。



ローマの休日 Roman Holiday(1954年・米)
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘプバーン、エディ・アルバート他
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by yukotto1 | 2005-04-29 01:26 | ぐっとくる映画