生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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仕事だけして過ぎていく日曜日-グリーン・カード-

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ヨーロッパに1ヶ月間の長期出張中の友人から、観葉植物をあずかった。
今、うちには大小二つの鉢植えが居座っている。

私はものぐさなので、動物にしろ植物にしろ、インディペンデントに生きていけない輩の世話をするのは一人暮らしである以上無理だと心得ている。

動物も植物も好きなのだけれど、好きだからこそ。

とはいえ、人からあずかったものなので、時折彼らに水をやる。
慣れないので、どのくらいの頻度でどのくらいの量あげればいいのか分からない。

かなり気分に依存する気まぐれな水遣りだけれど、今のところ元気そうに緑を発色させている。
あずけていった友人も、「まあ適当に」と言って旅立ったので、まあなんとかなるだろう。
第一、サボテンを枯らしたという稀に見る凶悪な前科者である彼女が普段世話して生きながらえているのだから、なかなか忍耐強い植物なのに違いない。



今日は一日、自宅で仕事をしている。
本当は昨日のうちに目鼻をつけたかったけれど、16時ごろ大阪の友人から電話があり、たまたま知り合いの結婚式のために上京したからとかで虎ノ門まで夕飯に誘われた。
2年ぶりになるので断りきれず、「明日は必ず仕事を」と心に決めて外出した。

久しぶりに会った友人は前髪を厚ぼったく下ろした妙に若作りした髪型をしていて、ぱっと見たとき分からなかった。
イメージとしてはミスチルの櫻井さんのような感じ。(顔はだいぶ違うけど)
自分で少し太ったと言っていたけど、元々がすごく痩せていたのでちょうどいい感じになっている気がした。
彼も今や3歳児のパパ。

もうひとり彼の友人も一緒で、私と同い年だけど不動産会社を自ら立ち上げて経営しているという男前。
その人の起業にあたっての武勇伝は本当に面白かった。
親が医者なのだけれど医学部に行くのに反発し、高卒で就職して25歳で独立したらしい。
銀行の信用を得るために10人の知人から3億円集めて自分の財産のように振る舞い融資を受けて建売ビジネスを始めた。
知人たちから借りた3億円には20%の金利をつけてきれいに返した。

3億円集められる人間力もすごいし、それで勝負に出られる度胸もすごい。
全くシビれる人だと思ったけれど、これまた3週間前にご結婚されたばかりとのこと。
それなりの年になると、こういうふうに出逢うイイ男は片付いていく。

帰宅したのは22時過ぎ。
それから仕事をしたけれど終わらなくて1時過ぎには寝た。

そういうわけで、今日は朝から仕事している。
少し蒸し暑さを感じる日だ。
空の色はあまり美しくない。

かなり現実逃避ぎみに、ブログを書いてみる。
観葉植物に訳もなく話しかけてみたりする。

「なあ、だるくない?」

観葉植物と言えば、「グリーン・カード」というラブコメ映画が思い浮かぶ。

夫婦でなければ住むことができない温室のある部屋に住みたい園芸家のブロンティーと、米国永住権(グリーンカード)を手に入れたいフランス人ジョージ。
彼らは互いの利害が一致して偽装結婚をする。
それは紙切れだけの関係と割り切られ、一度会っただけでふたりは別れる。

ところが入国管理局が彼らが本当に結婚しているかと疑い始めたため、仕方なく同居を始めるのだけれど、バックグラウンドが大いに異なるふたりは、なかなか反りが合わない。
ラブコメおきまりのパターンだ。

ブロンティーの「温室のある部屋」は観葉植物に溢れている。
太陽が眩しく差し込む、明るく居心地の良さそうな部屋だ。

主人公たちのすれ違い方、近づき方、反り返り方、気づき方。
明るい部屋で織りなされ、愛が生まれていく過程。

この映画を観たのはずっと前だけれど、コンテンツがぎゅっとつまった満足度の高い作品だと記憶している。
アンディ・マクドウェルがヒロインを演じる映画がやたら多かった時代のことだ。
私は彼女があまり好きではないけれど、彼女の出ている映画は出来のよいものが多い。

仕事だけして過ぎていく日曜日を、むうと睨む。
「でもまあしゃあないな」と、居候の緑に声をかける。


グリーン・カード Green Card(1990年・米)
監督:ピーター・ウェアー
出演:ジェラール・ドパルデュー、アンディ・マクドウェル、ベベ・ニューワース他
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by yukotto1 | 2005-05-29 17:47 | ハッピーになる映画