生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

うだる暑さの土曜の午後-デイ・アフター・トゥモロー-

うだるような暑さの土曜、品川で13時半に待ち合わせた。

高輪口を出て、品川プリンスのシネコンへ向かう。
ここで映画を観るのは2回目。
うちから近い上に、それほど混まないので悪くない。

ランチの前にチケットを買いに行くと、一番後ろの真ん中が空いている。
こんな特等席で映画を観られるのは久しぶりだ。

ハリー・ポッターの公開日で、やたら子供が多かったけれど、私たちが観たのは、「デイ・アフター・トゥモロー」。
もう、公開から1ヶ月になろうとしている。



その1ヶ月の間に、この映画を観た知り合いも多く、感想はと言えば、「今ひとつ」「映像はすごいんだけど」「おおげさ」「こじつけ」と芳しくない。

それはそうだろう。大して期待はしていない。
でも、あの映像、やっぱり観たい。
評価を二分する、「インデペンデンス・デイ」は好きなので、同じローランド・エメリッヒ監督作品は観ねばなるまい、と思っていた。

ストーリーはと言えば、単純そのもの。
地球温暖化→南極の氷が溶ける→海水温低下→なぜか世界中どこもかしこも嵐→なぜか地球全体が氷河期、という気象変化によって巻き起こる、人類のパニックを描く。
「インデペンデンス・デイ」では、米国大統領、科学者、軍人、変なおじさんと多角的に人間模様を描く深みがあったが、今回はそのあたりが薄い。
単純な人間関係だけにフォーカスして、分かりやすさでも追求したのだろうか、脚本は完全に失敗。
「もうあと一盛り上がりあるよね?」というトーンの中で終わってしまう。

あれほど大々的に広告していた東京タワーが凍る映像も、あくまで広告に過ぎなかったことが分かり、さすがにそれは頭に来た。
てっきり、地下鉄にでかでかと貼ったポスターのような光景が緻密に描かれているのだと思ったのに。
販促担当者からしたら「してやったり」だろう。
でも、DVDは売れないから。

そして、私も「この映画は観なくてもいい映画」という口コミに加担することになる。

映画の後は新しくなった品川駅の港南口方面をぶらぶらとする。
少し見ないうちに、品川のアトレには、QUEEN'S ISETANやDEAN&DELUCAといった立派な高級食料品売り場ができていた。

アトレには結構関心する。
近くで結婚式の二次会なんかが多い恵比寿のアトレにはパーティファッションのショップが充実している。
庶民的な大井町のアトレには無印良品やユニクロ、NATURAL BEAUTY BASICなどカジュアルチープな店が揃っている。
目黒のアトレはごく簡略なレストラン街だけ。
そして品川のアトレはNYスタイルと来た。

実に的を得ている。
エリアマーケティングが行き届いている。

品川のアトレに高級スーパーが入っているのは、港南口に次々と建ち始めた高級高層マンションの住人を狙ってのことだ。間違いない。
知り合いの電通のエライさんもこのへんにマンション買ったと言っていた。

品川アトレにできたオイスターバー、今度必ず行こう、と心に決めつつ、その晩は月島まででかけた。
もんじゃを食べようと思って。

もんじゃを焼く。ラムネを飲む。
入り口の戸が開いていて、いい感じの風と雑音が入ってくる。

私は東京が大好きだ。


デイ・アフター・トゥモロー THE DAY AFTER TOMORROW(2004年・米)
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール他
[PR]
by yukotto1 | 2004-06-30 01:25 | 迫力系映画