生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

それでも変わらないもの-ドラえもん のび太の宇宙小戦争-

世間の子どもたちは、夏休みだ。
当たり前のことだけれど、私も、あなたも子どもだった。

うちの下の弟が時々口ずさむ。
「あ~僕は~どうして~大人になるんだろ~」
それは、海援隊が歌う、ドラえもん映画の主題歌だ。



小学校5年生くらいだったか、私が二人の弟達を連れて、加古川の映画館へ子供だけで行ったことがある。
正確に言うと、行きは母に車で送ってもらって、帰りは自分達で電車で帰ってきなさい、という小さな旅路だった。

観に行った映画は「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」。
私達が映画館に着いたとき、その映画はもう始まって15分くらい経っていて、途中から観ることになった。
その後のストーリーを理解するのに支障のあるレベルではないが、なんとなくそういうの、気になってしまう。
それで、映画が終わってからも、私達は座りつづけて、次の回で見逃した冒頭のシーンを観ることにした。

そうしたら、下の弟がぐずりだした。
「もう観た!観た!帰る!帰る!」
私より3つ下の末っ子は相当わがままで、私がいくらたしなめても言うことを聞かない。
そのうち一人で席を立って、下の弟は出口へ向かってしまった。
上の弟は無関心なようで、放っておいたらいいと平気で映画を見続けている。

そうは言っても、末っ子はまだ小学校2年生かそこらだったので、私は無理に上の弟の手を引いて、下の弟の後を追うはめになった。
おかげで映画については、ほんの少しだけ観ていないシーンがあるというむずがゆい結果となり、上の弟には「お姉ちゃんのせいで最初の方が観れなかった」と責められ、私も下の弟の身勝手さに腹が立ち、さんざんな思いで、帰りの電車に乗った。

私達がよく「ドラえもん」や「東映まんがまつり」を観た加古川の映画館は今はもうない。
私たちは、いっちょまえに大人料金を払わなければならない歳にもなった。
でも、うちの弟二人の性格は、今でも、わがままと無関心なまま変わっていない。
そして、私達きょうだいが、最近でも思い出しては話題にするドラえもん映画と言えば、何をさておき、この「宇宙小戦争」だ。


「少年期」    歌:海援隊

悲しいときには町のはずれで 電信柱の明かり見てた
七つの僕には不思議だった
涙浮かべて見上げたら 虹のかけらがきらきら光る
瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで しかられるまでたたずんでいた
ああ 僕はどうして大人になるんだろ
ああ 僕はいつごろ大人になるんだろ

目覚めたときは窓に夕焼け 妙に寂しくて目をこすってる
そうか僕は日差し中で 遊びつかれて眠ってたのか
夢の中では青い空を 自由に歩いていたのだけれど
夢からさめたら飛べなくなって 夕焼け空があんなに遠い
ああ 僕はどうして大人になるんだろ
ああ 僕はいつごろ大人になるんだろ


追記)シリアス系ドラえもん。ご存知?

「のび太VSドラえもん」漫画
http://www.h6.dion.ne.jp/~ieinu/


「のび太VSドラえもん」FLASH
http://cross-breed.com/archives/200312072102.php




ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)(1985年・日)
原作:藤子・F・不二雄
声の出演:大山のぶ代, 小原乃梨子他
[PR]
by yukotto1 | 2004-07-29 23:59 | 泣ける映画