生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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2008年 07月 10日 ( 2 )

中学3年生のとき、私には好きな男の子がいた。
今考えても、ドキドキするほど、すごくすごく素敵な男の子だった。

彼が地元の公立高校を志望していると聞いて、私もそこに行きたいと思った。
だから私の志望校は、誰に何と言われても、その公立高校だった。

学校や塾での成績がよかったので、周囲の大人は残念がった。
もっと上を狙えるのに。

親や先生に理由を尋ねられても、私は絶対に本当のことを言わなかった。
「私立に行く意味が分からないから」と言って、断固として、公立志望を曲げなかった。

12月くらいまでその調子だった。

ところが、年末の三者面談ぎりぎりで、私は好きな男の子が明石にある高等専門学校を志望しているという話を耳にした。
それは理系の学校で、どう考えても文系の私が進学することはできない。
けれど、例の私立高校なら明石方面へ同じ電車で通うことができる。

私は、すかさず志望を変えた。

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by yukotto1 | 2008-07-10 20:44 | ハッピーになる映画

夢の間-さくらん-

どんなときでも笑顔を絶やさないというのは、長所だ。
でも、もしも、その笑顔には何もこもっていないんだとしたら、それは、単なる顔の形状であって、癖とか条件反射みたいなものなんだろうと思う。

「笑う鬼だ」

映画「さくらん」で、主人公きよ葉は、本気で惚れた男が自分に向ける笑顔に対してそう呟き、たちまち踵を返す。

肝心なところで、男は彼女を置いて逃げた。
不安になって今こそ信じさせて欲しいとき、本当にその手を求めているとき、男はそれを見ないふりした。
怖気づいたのかもしれない、面倒になったのかもしれない、そもそも最初から本気ではなかったのかもしれない。

傷ついたきよ葉は、吉原を抜け出し、男の真意を確かめに行く。

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by yukotto1 | 2008-07-10 00:46 | アートな映画