生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:ぐっとくる映画( 44 )

a0032317_1055416.jpg

薄曇り、北風の朝。
モーターの音、島の唄。

この島に来て4日目なのだが、もしかしたら随分長い時間を過ごしてしまったのではないかという錯覚がする。
時の流れがゆるやかなのだ。

することもない。
音がない。色がない。

もしかしたら東京は、早回しのようなスピードでぎゅるぎゅると音を立てて疾走し、私がその流れに戻ったときには、最早何年かの時が経ってしまっているかもしれない。
もしそうだとしたらどうしよう。

More
[PR]
by yukotto1 | 2006-01-22 10:05 | ぐっとくる映画
a0032317_18343479.jpg

言葉では、如何ともしがたいものがある。
説明したくても、どんなに言葉を尽くしても、表現しきれないものがある。

まして、当事者ふたりにしか分からない、特別なもの。

「一般論」は諸刃の刃だ。
目の前で起きたことの解釈には、とっさにそれを当てはめてみたくなる。
他方で、それが何一つ答えを導かないものであることも嫌というほど知っている。

そしてまた、ひとたびそれが現れたら、思考をがんじがらめに縛るから厄介だ。

More
[PR]
by yukotto1 | 2006-01-14 18:34 | ぐっとくる映画
ウランバートルの駅は、首都にあるまじき閑散とした趣きだった。
数日ごとに訪れる国際列車を迎え入れ、見送るためだけに用意された、吹きさらしの長いプラットホーム。

この国のある官僚が、「ねえねえ知ってた?スイス銀行にお金を預けると増えるんだよ」と言ったという話も案外ジョークにしきれない。
それはのどかというよりは、寂しいほどの、何もない国だった。

ただ人の心だけは無垢であり、どこへ行ってもシャイにはにかむ。
それだけで心ほだされる優しい国、モンゴル。

大学4年の夏、中国から国際列車で乗りつける旅の目的地として、私はその国を選んだ。
それは思い出深くて、様々な想いを呼び起こす情景だ。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-12-04 22:21 | ぐっとくる映画

いっぱい泣いてしまった。

途中まではあまりにさらりとしていて、このまま終わったらあっけなさすぎると思ったところに、不意打ちに語られ始めた「本当のこと」。

ずっと観たいと思っていたのに、このところ「24」を観るのにはまっていたので見過ごし続けていた「いま、会いにゆきます」。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-11-06 21:26 | ぐっとくる映画
私がちょうど今勤めているオフィスは高層ビル群の一角にあり、そしてまた眺めのよい高層階にある。
すぐ隣にも競うように、まっすぐに空に向けて伸びたガラス張りのビル。
窓際に寄って外を眺めると、ほんの数十メートルの先に同じように人が働いているのが見える。

さすがに顔までは分からないけれど、その動作や服装は見てとれる。
会議室なのだろうか、いくつもの小部屋があって、そのセル一つ一つでそれぞれのドラマが繰り広げられているのだ。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-10-17 00:59 | ぐっとくる映画
北京駅発シベリア鉄道の、その先の話。

この北京駅へたどり着く前には、こういう船旅こういう列車の旅があり、早朝に膨らむ高揚感があり、そうしてようやくクラシックなコンパートメントに腰を下ろす。

シベリア鉄道というとウラジオストクからモスクワ、という印象があるけれど、その一部はウラン・ウデで分岐してウランバートルを経て北京へとつながっている。
私たちが目指したのはモンゴルの首都ウランバートルで、そういう意味ではシベリア鉄道には乗ったものの、「本当の」シベリアの大地を走ったわけではない。

その車窓から見えたものは、寂寥の大地というよりはむしろ、豊かさに満ちた中国という国の重々しく壮大な歴史の片鱗だったような気がする。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-09-25 00:47 | ぐっとくる映画
前の会社の同期のひとりが半年前に出産し、坊やの顔を見るために、同期連中5人が連れ立って彼女のうちを訪れた。
参宮橋の閑静な街並みの中、訪れるたびため息が出てしまう、陽の当たる素敵なマンション。
テレビ局勤務の旦那様は、本日もお仕事のため不在。

同期の中でも一番最初に近い部類で、彼女は結婚した。
大学の同級生どうしの結婚。
ふたりが出逢ったのは、おそらくハタチかそこらのとき。
これがまた絵に描いたような美男美女で、あの夫婦について語るとき、誰もがそのお似合いさ加減を誉めそやす。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-09-24 01:54 | ぐっとくる映画
a0032317_22401076.jpg少し前の記事にいただいた「星の王子さま」を引用したコメント。
あれから気になっていて、「星の王子さま」を読み返そうとAmazonで新書を購入した。

昔、母の本棚にあったモノクロのハードカバーで読んだことがある。
ほんの、ほんの小さな頃のことだったので、あまり内容は憶えていない。
不思議な話で、どこか不気味な感じもした。
もう一度読み直して、この感想はまた後日書いてみたい。

「星の王子さま」を購入する際に、AmazonでいくつかDVDを物色していて、「エターナル・サンシャイン」を買おうかと思ったけれどまだ発売されておらず、ふと思いついて「スノーマン」を買った。
かつて誰かに借りて見たのだけれど、かねがね傍らに置いておきたいと思っていた作品だったので。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-08-27 22:47 | ぐっとくる映画
a0032317_059379.jpg
日差しが強く、とびきり暑い土曜日。
自宅を出て駅まで歩くだけで、じりじりと肌が焼かれる。

燃え尽きそうな夏の盛り。

西新宿の摩天楼は威圧的に整然と立ち並ぶ。
東京の象徴が夏空を上昇方向に指し示す。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-08-23 01:09 | ぐっとくる映画
ふたりは、ポンコツのバイクで旅に出る。
最果てから最果てへ。
冒険心だけが全ての頼り。

キューバ革命の指導者チェ・ゲバラは23歳の医学生だったとき、まもなく30歳になる親友と、故郷アルゼンチンから南米を北上する、長い長い旅をした。
若さならではの行き当たりばったりの旅で、何か明確な目的があったわけじゃない。

More
[PR]
by yukotto1 | 2005-08-04 03:48 | ぐっとくる映画