生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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揺さぶり-WIZ/OUT-

10年ほど前は何かというと足を運んでいた気がするけれど、最近は、映画を観るときくらいしか渋谷には行かない。
メジャーな映画は自宅や職場から近い品川プリンスや六本木ヒルズのシネコンで観ることが多いので、この街で観るのは「渋谷でしか観られない映画」ばかりだが、意外と、この「渋谷でしか観られない映画」の数は多い。

この街には、東京で一番多くの映画館があるが、映画情報のサイトで一覧を数えてみたら、24あった。
大小様々、上映する映画も客席の構造も、それぞれに個性豊かだ。

その日、私が向かった映画館は、建物自体は普通だが、その立地においてかなり個性的だった。
住所は円山町、坂の麓、つまりラブホテル街の入口にある。

ちょうど一年位前に、(別に変なシチュエーションじゃなくて)たまたま前を通ったことがあり、そのとき一緒にいた人と「こんなところに映画館があるんだね」と会話したことを憶えている。

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by yukotto1 | 2007-10-28 19:05 | 怖い映画

菊花抄-枯野抄-

わずかな刺激で崩れ落ちてしまいそうな白く細い花弁のかたまりを、両手のひらで注意深く包みながら、そろそろと列に連なって歩く。
二歩前をゆく、艶のない黒い背広。
頭と心の内側で、整理のつかない想いが現れては消えて、横切っては立ち昇る。
遥かな現実感が雲と混じり合う、淡い秋の空。

それは、ある人のお葬式のことだ。

仕事上の付き合いだったけれど、初めて会ってから1年近くになっていた。
関西弁でよくしゃべる、調子がよくて情に厚い、陽気なおじさんだった。
その調子の良さが、あるときは安堵になり、あるときは軽薄にも思えた。
普段意識もせずに接している間は、少々疎ましくさえ思うことがあったけれど、いざその人がこの世からいなくなってしまったと思うと、今さらに自分の態度を悔いてみたり、咎めてみたりする。
その人の良いところばかりが、記憶に浮かんでくるものだ。

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by yukotto1 | 2007-10-12 19:02 |
「僕、活字中毒なんですよ」
ぱっと見は、活動的で人懐っこく、いかにもやり手の営業マン。
けれど、会話の端々に、幅広い知識と物事の本質を見る知性を感じる。

その理由の一つが、自称「活字中毒」の習慣にあったとは、意外でもあったし、なるほどとも思った。
どういう本を読むのかと訊けば、「なんでも」なのだという。

話題の新書も読むし、自己啓発本も読む。
ビジネス書でも、小説でも漫画でも雑誌でもいい。
本当にどんな本でもいいらしく、それは「一人の時間がもったいない」からなんだそうだ。
一人で食事するときとか、電車で移動するときとか、何もしていない時間がもったいないと感じて、いつでも鞄に本を忍ばせ、束の間を惜しんでそれを読む。
特段共感するわけではないが、そういう気持ちも分からないではない。

「何かいい本ありませんか?」

そう尋ねる表情は、「何か食べるもの持ってませんか?」とでも言うような、ちょっとした飢餓感めいたものがあった。
「なんでもいいんです。なんでも」

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by yukotto1 | 2007-10-11 00:09 |

沢と煙-激流-

柄にもなくアウトドアづいた勢いに乗り、誘われるがまま、「ラフティング&カヤック合宿」なるものに参加した。
埼玉県の長瀞という土地まで赴く。
数ヶ月前、TOKIOの「鉄腕DASH」で長瀞の渓流下りにチャレンジする企画が放送されていて、「ながとろ」という地名だけは覚えていた。

まったくの素人であるTOKIOメンバーが一般の客を乗せて船頭をやれるくらいなので、大して難しいこともないだろうと高をくくる。
私が体験するのは、屋根付きの小舟に乗った渓流下りではなく、ゴムボートによる「ラフティング」なんだけれども。

今回は、なにせ「合宿」なので、15人程が4台の車に分かれて目的地を目指す。
沢のそばのコテージを貸し切って泊りがけでアウトドアするのだ。
初日はラフティング、翌日にはカヤック、夜はみんなでBBQと、なんと贅沢なフルコース。

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by yukotto1 | 2007-10-10 23:57 | 迫力系映画

Restart-拝啓、父上様-

先月、引越しをした。
居を移すのは4年半ぶりだ。

帰る道がいつもと違う。
開けるドアがいつもと違う。
まあたらしい毎日。

もしかしたら、転職以上に、心の切り替えになっているかもしれない。

引越しには、行動力と決断力がいる。
計画を立てて自律的に実行するパワーがいる。
それから、多少の蓄えがいる。

必然的な事情があるわけでもないのに引越しをしようと思い立ち、実際にやり遂げるまでには、幾度もの横槍、荒波、群雲を越えていかなければならない。
別にいいかと思えばそれで終わりだし、延ばし延ばしにすればキリがなく、適当にこなすにはやるべきことが多すぎる。

それをやり遂げた私は偉い。

と、自分を褒めてやる。

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by yukotto1 | 2007-10-08 22:55 | ハッピーになる映画