生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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確信-まぼろし-

混沌を漂う会話の合間、ふいに、同じ故郷をもつその友人が、地元に帰ろうと思うことはないかと私に尋ねた。

私は、ちょっと椅子にかけなおす。

ほとんど疑問なく生活してきたけれど、最近になって、家族と離れて暮らしている現状について考えることが増えたのは事実だ。

私の生きる場所は、もう東京にしかない、そう思う。
だけど、理由を振り返ってみると、その基盤は少し曖昧だったりする。

親のことは、いつも心配している。
こんなに大好きで、こんなに大切なのに、離れて暮らすことを選び、そのせいで、おそらくこの先、親や祖母と過ごす時間が全部集めたって僅かに過ぎないことを思うと、どうしようもなく切ない。

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by yukotto1 | 2009-02-03 00:41 | 切ない映画
新宿南口のGAPの前で待っていた。
雨が止んで、また降り出しそうな、微妙な宵の口だった。

丸の内線が事故か故障で動かないからと、彼は二駅分、歩いてくると言う。
新宿御苑に住んでいるらしい。

待っている相手は、中学の同級生だ。
1年と3年は同じクラスだった気がするが、2年はどうだっただろう。
3年間ずっと同じクラスの人が一人だけいたと認識していたが、ひょっとすると、彼がその人かもしれない。

まじめで勉強のできる男の子だったが、最大のアイコンは、学年唯一の「医者の息子」だということ。
田舎の公立中学なので、開業医の息子なんて、学年に一人いればいい。
地元の人なら誰でも知っている、内科医院の次男坊で、みんな勝手に、彼は将来医者になるだろうと踏んでいた。

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by yukotto1 | 2009-02-02 01:20 |