生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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三つ子の魂-シカゴ-

久しぶりに会った両親に、旅行の間じゅう、「太った」と言われ続けた。
口の悪い親なので、滅多に、いや、原則的に娘を褒めることがない。
私を褒めるときと言ったら、何か企みのあるときだけだ。

確かに、私はここ数年で太った。
年齢のせいというのもあるだろうし、東京に来てからの外食がちな生活というのもあるだろう。
それは自分でもよく分かっている。

とはいえ、両親がよく記憶している、かつての私は、本当に痩せっぽっちだったのだ。
小学生のときなど、太ももに肉が全くなく、短パンを履いてもスカスカだった。
友だちと並んで座ると、腰掛けて押されるように横に広がった友だちの太ももを、座ろうが立とうが変化のないマッチ棒のような私の太ももと見比べて、うらやましいとさえ思ったものだ。

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by yukotto1 | 2005-05-14 02:20 | ぐっとくる映画
日曜日、横浜三渓園に出かけた。
本来なら桜が一番綺麗なときに行くものだろうけれど、ちょうど一週間遅れ。
というのも、昨年、桜の時期に行こうとして駐車場の入口の列に負け、わざわざ行ったにも関わらず断念したことがあったから。
(ゴッホもそうだったけど基本的に根気がない)

桜を見にいったわけじゃなく、ただ単純にぼんやりしてみるためのおでかけ。
今回は駐車場も待たずに入れた。

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by yukotto1 | 2005-04-20 01:02 | ハッピーになる映画
初めて保育園に行った日、4歳の私と2歳の弟は、小さな遊戯場を囲むセメントの段差にかわいらしく座っていた。
「かわいらしく」というのは、自覚していたわけじゃなく、今の私が振り返れば、さぞかしそれはかわらしい様子だったろうと思うからだ。

ほとんど人生最古の記憶とも言えるその光景を、私はちゃんと憶えている。
遊戯場には大人も子どもも誰一人いなかった。
私たちは紺色のスモックと白いラインの入った半ズボンをはいていた。
ひざこぞうを抱えるように、ふたりで寄りそって座っていた。

入園式の次の日で、どの教室に入ればいいのか分からなかったのだ。
昔から放任きわまりなかった母親は、園の門まで私たちを送った後、すぐに帰ってしまった。
他の子どもたちはきちんと正しい教室に入っていったのに。

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by yukotto1 | 2005-04-10 22:04 | ぐっとくる映画

ディティール-アメリ-


何年か前にブームになったフランス映画「アメリ」。
全編を通じて好みの映画だけれど、ピンと来たのは既に冒頭からのシーン。

主人公アメリが自分の好きなもの、嫌いなものを次々と挙げていくことで、彼女の人物紹介がされる。

たとえばアメリの好きなこと・・・

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by yukotto1 | 2005-03-28 00:30 | ハッピーになる映画

条件反射的に涙が溢れたのは、久しぶりのことだ。
ストーリーが哀しいからではなく、作品があまりにも美しいから。
良い芸術作品を観ると、胸が震えて涙腺が堪えきれなくなる。

隣の連れに気づかると恥ずかしいので、その涙をぬぐわない、すすらない。
ゆっくりと、ひそやかに、小さく呼吸をするばかり。

映画館は、暗闇の中。

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by yukotto1 | 2005-03-09 21:00 | ぐっとくる映画

クリスマス映画と言えば、真っ先に思い浮かぶのが、「34丁目の奇蹟」。

1940年代のクラシックな映画だけれど、なんら古めかしい気がしない。
良質な脚本、細やかなディティール。

「サンタクロースは本当にいるのか」を裁判で大真面目に争うという設定は、リアリティとファンタジーがいい具合に入り混じっていて楽しい。
仰々しい表現はなく、リアルで固めている分だけ、なにげない不思議が「もしかして」というイマジネーションを誘う。

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by yukotto1 | 2004-12-09 01:30 | ハッピーになる映画
オフィスの窓から外を眺めたら、やわらかい秋の日差しがそこここに溢れていた。
都会の真ん中に優雅な面積を占めている、アメリカ大使館宿舎の木々も紅葉している。

11月も終わろうとしている。

11月の映画といえば、これを置いて他にない。
「スウィート・ノベンバー」。
タイトルからして、そのままだけど。

かなり好みの分かれる映画だと思う。
好きでないと言うケースは、おそらく、「ラブストーリーとはこうあるべき」の枠にこの作品が当てはまらないからだろう。
徹頭徹尾ラブストーリーのトーンなのに、観終わった後の、あの感覚。

普通、ラブストーリーを観れば、「恋がしたい!」と思うもの。
そのハッピーな気持ち、そのうきうきする気持ち、その切ない気持ちを映画の中に投影することを期待するところから始まる。

しかし、この映画。
タイトルはスウィートだが、スウィートな気持ちを呼び起こしてはくれない。

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by yukotto1 | 2004-11-26 02:35 | ぐっとくる映画

午後3時、クライアント先での打ち合わせを終えて、タクシーを拾う。
赤坂まで。

皇居の周囲をぐるりと回り、公園の緑、10月の空を愛でていく。
今日も素晴らしい天気。

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by yukotto1 | 2004-10-02 00:47 | ノリノリの映画
a0032317_822989.jpg8月に「死ぬまでにしたい10のこと」の記事に、余命2ヶ月と知ったとき自分がどうするか分からないと書いた。
今だったら私の答えは決まっている。(どういう答えかは内緒)
後のこと、先のことなど考えず、相手の迷惑さえ考えない。
相手が私を見て困った顔をしても、問答無用。

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by yukotto1 | 2004-09-22 23:15 | ノリノリの映画

「女は偉大よ。女は寛大だもの。どんなものでも受け入れる」
「いいえ違うわ。女は愚かよ。孤独を避けるためだったら何だってする」

身ごもった女と息子を亡くした女のやりとりだ。
正確な台詞は覚えていない。
しかしこの言葉、えぐられるような真実があった。

寛大さと、愚かさの裏表をこうも鋭く言い当てられて、たじろいでしまった。
なぜなら、それは私のことだと思ったから。

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by yukotto1 | 2004-08-17 23:50 | ぐっとくる映画