生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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荒川静香が金メダルを獲得するフリーの演技を終えたとき、ある有名なアメリカ人解説者がただ一言だけ"She is the woman"と言ったという話は、ちょっとした感動だった。

She is the woman.

「女性の中の女性」という称号の栄誉は、あの一分の隙もないしなやかなスケーティングにこそ与えられるにふさわしい。
それは、限りないストイックさと、研ぎ澄まされた才能に対して、たった一筋差し込む神々しいライトだ。
彼女は、きわめて日本的な女性の美しさを見せつけた、そういう人のように思う。

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by yukotto1 | 2006-03-22 21:12 | 迫力系映画
毎朝、銀座駅で地下鉄を乗り換える。
銀座線から日比谷線まで階段を上って階段を下りるのだが、そのちょっとした移動距
離の間に大きなポスターが連なっている。

今はちょうどニュージーランド航空の広告で、雄大さをこれでもかと見せつけ
る、南半球の大自然の写真。
そこは空気がこの街の30倍は澄んでいそうだ。

駅のポスター群は2週間で入れ替わる。
ニュージーランドの前は新しく創刊したらしい雑誌の広告だった。

その名は「OCEANS(オーシャンズ)」、テーマは「Love is Luxury」なのだそうだ。

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by yukotto1 | 2006-03-21 15:48 | 切ない映画
3月の私はダイエットブームなのだが、2月の私はなにげに「24」ブームだった。
いまさらながらなのだが、3rdシーズンまでほぼ3週間で一気に見たのだ。

各話の冒頭「事件はリアルタイムで進行している」という台詞は、このドラマの代名詞のように語られる実に気の利いたフレーズだが、実際にはこの言葉はテレビの吹替え版にしか登場しない。

英語ではこう言っている。
"Following takes place between 9:00pm and 10:00pm"
このフレーズも発音のリズムがよくて耳につきやすい。
けれどけれど、「事件はリアルタイムで進行している」というコピーは、完全リアルタイムドラマという作品のユニークな特徴を説明し、かつ、「早く次回を」と心はやる観客の期待を一層盛り上げるのに、これ以上ないほどふさわしいと思う。

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by yukotto1 | 2006-03-16 00:33 | 迫力系映画
新しい仕事について、具体的なことをまだ書いていなかったので、とりあえずその話をすることにする。

私が転職したのは、テレビ通販の会社だ。

テレビ通販と言って、何をイメージするだろう。

独特のなまりのじゃぱねっとの社長?
腹筋の割れた外人が吹き替えで薦める「アブトラニック」?
収納ケースを「さらにもうひとつ!」という強引なセット販売?

いずれにしても胡散臭い。
私にとっても当初のイメージはそうだった。

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by yukotto1 | 2006-02-19 02:23 | ノリノリの映画
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photo by hikaru

島の気分をどんなものかと言い例えるならば、この映画を見てみるといい。
どこからともなく音楽が聴こえ、なんにもかもを大して意味のないのことだと笑い飛ばす陽気でゆるやかな踊りを踊る。

「惚れた腫れた」がこの世の重要なことの9割9分を占めると、大きな声で堂々と言い切って拍手喝采を浴びるような、そういう空気。
あくまで私個人の感覚においてだが、モーニング娘。の歌なんかを聴くと、その「惚れた腫れた」至上主義の能天気さに、半ば呆れ、半ば癒されるのだけれど、島暮らしというのはなんだかそういうのに似た感じがする。
「こんなふうに生きられたらいいなあ」という本気と冗談が入り混じった願望。

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by yukotto1 | 2006-01-30 01:46 | ハッピーになる映画
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音がないのは宇宙のようで、ちゃんと空気があるかどうかを繰り返し確認してみたくなる。
プレアデス星団を見たのは久方ぶりで、こぼれそうな星屑を腕いっぱいに抱きしめたくなる。

海と空が、ブルーから乳灰色へ連続的につながる。
テラスの柱と廂の直線に切り取られた、まるみのあるニュアンスが島の時間を讃えている。

何をするためでもなく、ただ少し遠くに来たのだが、同じ国とは思えない。
国境線は本質でないのだから、たぶん違う国なのだろう。

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by yukotto1 | 2006-01-23 12:48 | 考えてしまう映画
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「一秒ごとに表情が変わるね」
まじまじと顔を覗き込みながら言う。

だったら、その一秒ごとの表情を見逃さないでね。

海の表情も、くるくると変わる。
昼過ぎまではあれほど穏やかだった水面が、今はざわめきたっている。
垂れ込める雨雲が何度となく断続的なスコールを呼んでいる。

移り変わる表情を見逃したくないから、飽くこともなくただ海を眺める。

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by yukotto1 | 2006-01-19 12:42 | ハッピーになる映画
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奈良を訪れたのは3回目のことだ。
小学校の修学旅行が初めてのときで、それから5年ほど前だったか、名古屋で知り合った友人が奈良の出身で、帰省の折に遊びにおいでよと言われて立ち寄ったのが二度目だった。

今回は、両親が年末にどこか行こうと言い出して、どこにするどこにすると、ああだこうだ言っていた末に、どういうわけか結局決まった旅先である。
京都や奈良というのは案外と年末年始は空いているものだと、京都の大学を出た会社のマネージャーが言っていた。
まさにそういう流れに乗った。

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by yukotto1 | 2005-12-30 11:35 | アートな映画
ウランバートルの駅は、首都にあるまじき閑散とした趣きだった。
数日ごとに訪れる国際列車を迎え入れ、見送るためだけに用意された、吹きさらしの長いプラットホーム。

この国のある官僚が、「ねえねえ知ってた?スイス銀行にお金を預けると増えるんだよ」と言ったという話も案外ジョークにしきれない。
それはのどかというよりは、寂しいほどの、何もない国だった。

ただ人の心だけは無垢であり、どこへ行ってもシャイにはにかむ。
それだけで心ほだされる優しい国、モンゴル。

大学4年の夏、中国から国際列車で乗りつける旅の目的地として、私はその国を選んだ。
それは思い出深くて、様々な想いを呼び起こす情景だ。

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by yukotto1 | 2005-12-04 22:21 | ぐっとくる映画

11月がまもなく終わり、本格的な冬はもうそこまで来ている。
ここ数日は暖かい日が続いている気がするけれど、それも時間の問題。
否応なく、あのぴりっとした冷気の季節がやってくる。

薄曇った空も決して嫌いではないけれど、やはり冬の休暇には太陽が恋しいと思ってしまう。
その上、光をめいっぱい受け止める海の青など想像すれば、いとも簡単に気持ちは南国へ飛び立つのだ。

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by yukotto1 | 2005-11-29 01:04 | 怖い映画