生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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タグ:子どもの頃 ( 11 ) タグの人気記事

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photo by hikaru

「いらいらする子どもだな」

「かいじゅうたちのいるところ」を観に行って、私が感じたことは、結局そういうことだった。

幼児とは言えない年齢になったマックスは、わがまま放題に暴れたり、嘘をついたり、調子に乗ったりする。
いくら父親が不在でも、良識的な母と姉がいて、不幸というほどの境遇でなし、感情をコントロールしきれず、苛立ちを暴力的に発散する様は、逆に彼が十分に愛され甘やかされて育った末っ子だからとしか思えない。

すべてが彼の思うとおりいくわけではないし、皆が彼のためにだけ生きているわけではないと、もうそろそろ理解しなければいけない年ごろだ。
それなのに、やりたい放題するマックスに、私はいらいらしてしょうがなかった。

人間は、子どものときに親の愛情を得るためにとった戦略を、大人になっても選ぶ傾向があるらしい。

甘える、黙り込む、暴れる、がまんする、怒る、泣く、おどける、健気になる、無視をする・・・

子どもほど分かりやすくなくても、相手を自分の望み通りに動かしたいと思うとき、人はそれぞれ、ある種の行動パターンをもっている。
なれなれしく甘えて相手の懐に入ろうとしたり、都合が悪くなると黙り込んで相手が「しょうがないな」と言うのを待ったり、いつも成功するほど万能でなくても、気づくと選択しているその人なりの行動の癖は、少なからずあるなと納得してしまう。

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by yukotto1 | 2010-01-26 23:01 | アートな映画
正月に実家に帰省した折、母が表紙の日焼けしたアルバムを引っ張り出してきた。
私と弟の小学校に上がるより前のアルバム。

四半世紀も寝かせられれば、文字通りセピアの色調になる。
まして、70年代。

前髪を眉毛の1cmくらい上に切りそろえたおかっぱ頭の私。
短いワンピースの裾から、ワカメちゃんみたいにパンツがいっつも見えている私。
子どもらしい滑らかな頬を紅く輝かせ、瞳に光をちりばめている私。

どれもこれも、笑顔だ。
作り笑いじゃない。
自然で、幸福で、愛に満たされた笑顔だ。

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by yukotto1 | 2007-02-12 01:29 | 音楽
たばこ屋の脇から生えた歩道橋の上、北の方角へ伸びるアスファルトの国道を眺める。
振り返って南を向き、その国道の逆方向の直線をにらむ。
ぐっとイメージを集中する。

まず地響きがする。
窓ガラスがビリビリビリと小刻みに震え、やがて遠方からドシン、ドシンと重たく地面を踏みしめる音がする。
一定のリズムでその音は近づき、喉もとのあたりに圧迫感に近い振動が届く。

あの、ビルの谷間から、巨大な怪獣。
つんざくような鳴き声。
私のイマジネーションが恐怖と興奮に連結し、いてもたってもいられずに走り出す。

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by yukotto1 | 2006-07-06 21:21 | アートな映画
劇団ひとりに関して言うと、これは私が生理的に一番嫌いなタイプの顔をしている。
男のくせに色白で、太っているというほどでないが微妙にぽっちゃりとしていて、睫毛が長くて、心なし艶めいた唇をしている。
視線がなんだか泣き出しそうで、眉毛は少したれている。
直視すると気持ちが悪い。

好きと嫌いにラインを引いて、ラインに沿って嫌い側に幅は狭いけれどとてつもなく深い溝があり、その溝にうまいことはまり込んだみたいな感じであの顔が嫌い。
どこかのパーツが少しでも違っていれば問題はなく、少し嫌いかニュートラルか、場合によっては少し好きくらいにもなりえたのに、私の嫌いのツボを絶妙についてしまった、それが劇団ひとり。

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by yukotto1 | 2006-04-23 19:00 |

HGの正体-のど自慢-

久々に弟たちもまじえた家族揃っての夕食。
お笑いフリークの下の弟が言う。

「レイザーラモンHGって加古川東出身やろ?」

加古川東というのは、加古川東高校のことで、私の実家の隣の市にある公立の進学高校。

「HGって私と同い年やで」
「絶対、友達の友達伝っていったら、おねえちゃんつながんで」
「ほんまやな」

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by yukotto1 | 2005-12-31 11:24 | 笑える映画
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一週間、相当に忙しい日々が続いて、ブログの更新がままならなかった。
最近、仕事でのプレッシャーの種類が少し変わってきたのがよく分かる。
さすがに社会人も7年目で、いい加減、立場も変わり始める。

新入社員で右も左も分からなかった頃、ちょうど7年目の先輩がいて、信じられないほど優秀な人に見えた。
実際、とても優秀な人だったのだろうけれど、彼はまずもって立派で頼れる大人の存在として映った。

けれど、時は移る。
新入社員に映る私の姿に、やたら緊張する。

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by yukotto1 | 2005-05-28 17:46 | 音楽
a0032317_2138211.jpg金曜日の午後7時という時間に、自宅にいることは珍しい。
昼間は新しい掃除機を買いに行き、夕方にはまったりとしたGW1日目、暑かったその日を振り返りながら、随分久しぶりに家で「ドラえもん」を観た。

たまたまテレビをつけていて、懐かしいあのテーマ曲が流れてきたので思わず画面に注目する。
そういえば最近、「ドラえもん」の声優がいっぺんに変わったって言ってたなあ。
大山のぶ代はじめ、26年間も務めた主要な声優が総入替になったと、ニュースで伝えられていた。

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by yukotto1 | 2005-05-01 00:15 | ハッピーになる映画
初めて保育園に行った日、4歳の私と2歳の弟は、小さな遊戯場を囲むセメントの段差にかわいらしく座っていた。
「かわいらしく」というのは、自覚していたわけじゃなく、今の私が振り返れば、さぞかしそれはかわらしい様子だったろうと思うからだ。

ほとんど人生最古の記憶とも言えるその光景を、私はちゃんと憶えている。
遊戯場には大人も子どもも誰一人いなかった。
私たちは紺色のスモックと白いラインの入った半ズボンをはいていた。
ひざこぞうを抱えるように、ふたりで寄りそって座っていた。

入園式の次の日で、どの教室に入ればいいのか分からなかったのだ。
昔から放任きわまりなかった母親は、園の門まで私たちを送った後、すぐに帰ってしまった。
他の子どもたちはきちんと正しい教室に入っていったのに。

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by yukotto1 | 2005-04-10 22:04 | ぐっとくる映画

中学2年のとき、部活の1年上の先輩の卒業に当たって、お祝いの品を買いに行った。
一人一人割り当てられた先輩に贈り物を選ぶ。
私の担当はK先輩だった。

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by yukotto1 | 2005-01-07 00:53 |
先週、池袋のサンシャイン60に向かって歩いているときだった。
耳に懐かしい、あの曲が聴こえた。

1970年代生まれにとっては、大作曲家以外の何者でもない、すぎやまこういち氏の作曲、ドラゴンクエストのテーマ。

ビッグカメラの店頭で流れるデモンストレーション。
わざわざ戻ってデモを見ようかと思ったくらいだけど、朝の雑踏を引き返すこともできず、そのまま通り過ぎた。
そうか、もうすぐドラクエの最新作が出るんだな。

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by yukotto1 | 2004-10-21 23:08 | 音楽