生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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photo by hikaru

今このとき、生まれた人もいれば死んだ人もいて、笑う人もいれば泣く人もいる。
タクシーを拾った人もいれば地下鉄を降りた人もいて、雨が降り始めた街のずっと西の村では虹がかかる。
誰かが電話をかけて、誰かの電話が鳴る。
お風呂あがりの君と、洗濯物を干す私。
あるいは、まったく同じ瞬間に、くしゃみをした二人。あくびをした五人。

想像を巡らせると、同じ時間の同じ星の上で、数十億の人間が各々勝手に活動しているという当たり前の事実が全く奇妙に思えてくる。

現実は無限に複次的で、ただ、ごちゃごちゃとしている。
あらゆるところで絶え間なく、生まれて死んで、姿を変えて。

Twitterを始めたら、それが可視化される感覚を知った。
顕微鏡を覗いて、エンドレスな細胞分裂を観察するような感じだ。

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by yukotto1 | 2010-02-13 02:22 | ぐっとくる映画

こんな夢を、見た-夢-

二日連続で、似たような夢を見た。

大学時代、試験の夢。

出席日数が足りないとか、試験直前なのに全然勉強してないとか、果ては、受講登録してなくて単位が足りない、とか。
卒業の危機に、おののく夢。

きっと、このあいだ山口智久が苦労しながらも明治大学を4年半で卒業したというニュースを聞いたせいだろう。
けれど、今回ばかりでなく、私は何ヶ月かに一度、こういう夢を見る。

勉強した量や時間、その真摯さという点で言えば、高校3年のときが一番だったと思う。
現役のとき大学に落ちたのは勉強量が足りなかったからじゃなく、私の能力が足りなかったからだ。

言い訳も言い逃れもないし、もちろん後悔もない。
苦しい日々だったけど、その頃のことを夢に見ることはない。

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by yukotto1 | 2008-09-25 01:32 | アートな映画
子どものころ、自分も然るべき年齢になったら、髪を長く伸ばして、体にぴったりとしたワンピースを着て、派手な化粧でお立ち台で踊るんだろうか、などと漠然と思っていた。
DCブランドに身を包み、赤や黄色のコンバーチブルにエスコートされる日こそが大人の世界の典型的イメージで、テレビの中にしか知らない浮ついた都会の夜は、描きやすい未来予想図だったのだ。

けれど、実際、ようやく私がその夜に足を踏み入れることが叶ったとき、時代の背景は原色からアースカラーに塗り替えられており、高級車を乗り回す若い男性は絶滅した後だった。
70年代半ばに生まれた私たちの、大人もどきの始まりは、そんなタイミング。

当時、流行していた歌はいろいろあるけれど、ちょうど渋谷系なんていうジャンルがもてはやされたのもその頃で、その代表格と言えば、ピチカート・ファイブ、オリジナル・ラブ、フリッパーズ・ギターだった。
その少し前に流行ったタテノリ系イカ天バンドのブームとは一線を画し、ファッションが紺ブレザーからハンチング帽やポンパドールのフレンチ・カジュアルへ移り変わったのと同じ流れにのるように、まるで脱力したPOPなサウンドが時代の風を作り出していた。

今振り返っても、あれは、「時代」だったと思う。
そしてまた、あのとき、紛れもなく若者だった「僕らの時代」の音楽だったというふうに思う。

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by yukotto1 | 2007-09-25 23:49 | 音楽
大学の教養課程で在籍していた通称「高山ゼミ」は、「国際政治・経済・社会の変容とメディア」という講義名がついた少人数ゼミだった。
入学式の翌日、つまり大学の授業初日、シラバスに書かれた「国際」や「メディア」の文字に躍らされて足を向けた教室で、さっそく面接と作文によるセレクションが行われ、後日、結構な競争率で幸運にも受講が許された。
だから、「高山ゼミ」との関わりは、私の(2つ目の)大学入学初日から始まって現在に至っているというわけだ。

毎週、先生やゼミ生が選んだ、TIMEやBusinessWeek、Economistといった海外のメディアの政治・経済・社会に関する記事を読み、それについてディスカッションを行うという形式で、当然記事は外国語で書かれているから、毎回10ページ近い分量の記事(しかも政治や経済や技術の専門用語満載)を予習として読みこなさねばならないというだけでも、英語力が中途半端な私には相当に骨の折れる授業だった。

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by yukotto1 | 2006-09-06 23:25 | 笑える映画
古い手紙やカードや、色々書類の束を繰っていたら、北京発ウランバートル行の列車の切符が出てきた。
もう7年前の夏の日付だ。

レモングリーンの毛羽立った紙面には、私には解読できないロシア語と、大学で少しかじったドイツ語が印字されている。

英語はない、「東」の匂い。

それは、シベリア鉄道の乗車切符。

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by yukotto1 | 2005-09-20 00:05 | アートな映画
オフィスに立ち寄った際、少し前の記事にも書いた「以前に一度だけお会いしたことのあるうちの会社にインターン中の方=親友の彼氏の先輩」とランチした。
実に4年ぶりになるけれど、こんなふうに再会するとは思っていなかったので、とても不思議な感じがする。

その方はUCLAのMBAを1年終えて、残り1年を残している。
日本への滞在は、弊社ともう1社のインターン期間の今月末あたりまでらしい。
「どうですか?楽しいですか?」と訊けば、「楽しいねえ~」とそれはそれは満足そうな顔。

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by yukotto1 | 2005-08-11 00:41 | 迫力系映画

淡い季節-四月物語-

今年初めて素足にサンダルを履いてでかけ、ビニールシートの上で足の裏が土で汚れるのを少し気にしながら、のどかな桜を楽しんだ。
昼過ぎから始まった宴には、入れ替わり立ち代わり人が訪れた。
缶ビールを、ちょっとずつ口に運びながら、見慣れた顔ぶれや、初めての顔ぶれに挨拶する。

原宿駅で降りることは年に数回だけれど、代々木公園へ向かう道は格段と混んでいた。
外国人の姿も多く、コスプレ系の女の子たちや、路上ライブをする人たちや、スケボーからロカビリーまでめいめいに楽しむ人がいた。

公園の入口の脇で物陰に隠れるように、高校生くらいの女の子が3人並んでピアニカを吹いていたのが印象に残った。
誰かに見せるパフォーマンスのようでもなく、純粋に練習をしているように見えた。

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by yukotto1 | 2005-04-12 00:09 | しっとりする映画

名古屋からの帰り途上、品川駅で待ち合わせた。
映画でも観ようかって言っていたのに、ちょうど上映時間のタイミングが悪く、しかたないね、と諦めた。
かわりにまったりお茶にする。

名古屋で立ち寄ったカフェのショーケースに、「ショコラータ」という名の小さなスティック状のチョコレートケーキを見つけておみやげに買ったので、それを分けて食べる。
あした、バレンタインデー。

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by yukotto1 | 2005-02-13 23:13 | 切ない映画
私が仕事中によく聴く曲の一つ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。
この曲、繊細な旋律でもって、ほど良い高揚感をもたらしてくれる。
深夜の仕事などにはもってこいだ。

クラシックにそう詳しいわけではないけれど、私がこの曲を好んで聴くようになった背景は、名作との呼び声もふさわしい、映画「シャイン」。
オーストラリア出身の天才ピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描いた物語だけれど、いわゆるミニシアター系映画の中でも比較的多くの人が知っている、有名な映画だと思う。

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by yukotto1 | 2005-02-06 01:22 | 泣ける映画
初めて男の子と映画を観に行ったのは、高校生のときだった。
同じクラスの、でもあまり話をしたことがない男の子に誘われた。

今その面影を思い返してもドキドキしてしまうくらい、彼は、少し大人っぽい人だった。
思慮深くて、何かいつも、普通の高校生には思いもつかないことを考えているみたいな雰囲気があった。

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by yukotto1 | 2004-11-30 02:00 | 怖い映画