生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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最近、友人と話すと結構盛り上がる話題なのだが、阿部寛主演のドラマ「結婚できない男」。
私は1回しかそのドラマを観たことがないけれど、おおよその主旨は理解できる。
以前ブログでも紹介したことのあるヒュー・グラント主演の「アバウト・ア・ボーイ」に心なし似ている。
(「アバウト・ア・ボーイ」は結婚できないだけじゃなく、仕事もしてないダメ男だが)

40歳の主人公は建築家で、仕事では成功して高収入。
見た目も決して悪くないし、これまでそれなりに女性とも付き合ってきた。
家事も自分でそこそこやるし、趣味も充実、オシャレにもこだわる。
けれど、結婚はしていない。
独身生活が充実しすぎて、誰かと一緒に暮らすなんて想像できないのだ。
自分の世界をずっと守っていたい。

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by yukotto1 | 2006-09-05 21:26 | ハッピーになる映画
中学3年のとき好きだった男の子は、物心つくより前によくお互いの家で一緒に遊んだ幼なじみだった。
けれど小学校に上がってから一度も同じクラスにならなくて、そのせいでほとんど口をきくこともなくなってしまい、中3で初めて席が近づいたときには、幼なじみだったという事実は夢みたいな気がした。

小学生や中学生の頃というのは、クラス替えこそが最大の恋愛分岐点だ。
教室という狭い箱の中で、今年一年自分が好きになる人を決める。
委員会活動かクラブ活動などと同じで、恋愛は必須科目だった。
必須科目と言ったって、意中の人の横顔を眺め、消しゴムの貸し借りに胸をときめかせ、移動教室の時になにげなく廊下を後ろから歩いてみたりする、ただそれだけのものなのだが。

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by yukotto1 | 2006-08-30 00:52 | 音楽
本当は1月に書いた記事なのだが、何かしら思うところあって、書いたまま掲載していなかった。
それは前職の最終出社に近い日、仕事帰りに、とある男友達と会った日のこと。

彼も私とちょうど同じ頃、転職をしたのだが、その日は双方共に引継ぎと身辺整理で時間を過ごした一日だった。
彼の転職先は、どういった縁か、かつて私が新卒で勤めていた自動車会社で、そんなわけで彼はまもなく愛知県への引越しを予定していた。

あれから、半年を優に越えた。
彼が新しい会社で働き始めて4ヶ月が経つ。
そんな彼から、昨夜ずいぶん久しぶりのメールが来たので、この記事を思い出して載せてみる。

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by yukotto1 | 2006-08-07 21:57 | アートな映画

和解の鰻-うなぎ-

季節のものというのは、自然と体が欲するから可笑しい。
7月になると仕掛け時計みたいに鰻が食べたくなる。

まじまじと見れば不気味なかたちをしている、あの長くてぬるっとした生物は、擬人化すれば仙人のようにどうにも寡黙で思慮深い様子だが、味はご存知のとおり、他に類するもののない香ばしいふくよかさを持っている。
「ふくよか」、音からして幸せな響き。
見た目は決して好きではないが、私は鰻の味が好きだ。

今村昌平監督がカンヌでパルムドールを獲った邦画作品と言えば、役所広司主演の「うなぎ」。
主人公は、浮気をされたことに逆上して妻を刺し殺し、8年間の服役後に仮出所してきた男。
性格は生真面目で潔癖なところがある。
人を殺して刑に服したことよりも、最愛の妻に裏切られたことをいまだに傷に持つ彼は、久しぶりの娑婆で小さな理髪店を営みながらも、他者と距離を置いた生き方をしようとする。

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by yukotto1 | 2006-07-25 19:32 | ハッピーになる映画
時々思うのだが、人間も生物であるならば、その本分はやはり命をつなぐことなのか、と。
いや、そもそも「本分」などという発想が非自然な不純物なのかもしれないが。

人の寿命はかつて、30歳そこそこだった。
それなりに文化的な生活を送るようになった後でさえ、人生は50年ほどが通常で、現在の日本のように平均寿命が80歳を超えるケースは歴史的にも地理的にもごく限られている。
もしも医療も薬もなく、自給自足だけに生きていれば、人間の寿命は未だに30年でもおかしくない。

それは、30年もあれば、人間が生物として命をつなぐのには十分だということを意味している。
15歳から25歳くらいまでの間に5人ほど出産して、30歳になったときには最初の子がもう親になれる年齢に近づいている。
そうなれば、もう生物としての役目はお終いだ。

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by yukotto1 | 2006-07-18 00:36 | ぐっとくる映画
最近は滅多に行かないが、学生時代はカラオケにもよく行った。

私がカラオケで歌うのは、自分が好きな歌というよりは、歌いやすさとか場の雰囲気を重視した歌なので、必ずしも趣味というわけでないのだが、比較的よく歌う歌の一つに中山美穂の「ただ泣きたくなるの」があった。

女の子ばっかりで好き勝手に歌う場合は、男性ボーカルものも悪くない。
しかし、コンパの二次会で歌うのは、ぜーったいに女性ボーカルでなくてはならない。
これは鉄則。と、私は(今でも)信じている。

さらに、どっちかっていうと歌っている人自体がかわいいことがかなり重要な要素だと、これも私は信じている。
顔がかわいいというよりは、雰囲気が女の子っぽくて、ちょっと健気な感じというのがいい。
私自身はおよそそういうキャラではないが、必ずしも親しくない人が多い場では、そういう歌の方が「無難」だと私はそう思っている。
初対面で、下手にリアルな私の印象など与える必要はないからだ。
かわいい子と思われたいというよりはむしろ、癖のある個性で誤解を与えたくないという方が感覚に近い。

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by yukotto1 | 2006-06-17 13:30 | 音楽
アダム・サンドラーとドリュー・バリモア主演の「50回目のファーストキス」は、いかにもかわいらしいベタベタのラブコメディだが、他の作品と一線を画するように思えるのは、その舞台がハワイだからだろうか。
青い海と白い砂、爽やかな空の映像が、心をいつもより半オクターブ上げてくれる。

なぜハワイが舞台なんだろうと、最初は単純に新鮮さばかり感じたが、物語が進むにつれてなるほどと思うようになった。
この物語、季節感が邪魔なのだ。

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by yukotto1 | 2006-04-08 10:45 | ハッピーになる映画
チョコレートというのは甘いばかりでなく苦みがあってこそ美味しいと思う。
多くは食せない私だが、芸術的に輝くカカオには、この季節、思わず目がいってしまう。

チョコレート色の肌をして、また甘いばかりでなく苦みのある女優といえば、ハル・ベリーという人。
奇跡的な存在感を放つ、とても美しい人だと思う。
そのハル・ベリーが主演した「チョコレート」は、熱にうなされるような苦さと、熱に溶け出すような甘さを芳す映画だ。

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by yukotto1 | 2006-02-12 01:46 | しっとりする映画
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photo by hikaru

島の気分をどんなものかと言い例えるならば、この映画を見てみるといい。
どこからともなく音楽が聴こえ、なんにもかもを大して意味のないのことだと笑い飛ばす陽気でゆるやかな踊りを踊る。

「惚れた腫れた」がこの世の重要なことの9割9分を占めると、大きな声で堂々と言い切って拍手喝采を浴びるような、そういう空気。
あくまで私個人の感覚においてだが、モーニング娘。の歌なんかを聴くと、その「惚れた腫れた」至上主義の能天気さに、半ば呆れ、半ば癒されるのだけれど、島暮らしというのはなんだかそういうのに似た感じがする。
「こんなふうに生きられたらいいなあ」という本気と冗談が入り混じった願望。

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by yukotto1 | 2006-01-30 01:46 | ハッピーになる映画

証人-Shall we dance?-

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リメイク映画というのは嫌いでない。
同じテーマも作り手が違えば、どんな作品に仕上がるのかということには興味がある。

背景となる時代が違うなら、それはそれで興味深い。
ちょっとしたモチーフが現代版で少しずつ違っているのを観察するのが面白い。

国が違なるリメイク、というのもまた面白い。
最近の有名なところでは「リング」なんかがそうだし、「Shall we ダンス?」をアメリカでリメイクした「Shall we dance?」もそうだ。

先週、「Shall we dance?」をDVDで観た。

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by yukotto1 | 2006-01-19 14:05 | ハッピーになる映画