生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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秋葉原は、年に一度行くか行かないかの場所だけれど、足を運ぶ度、ちょっとわくわくする。
ここがどこなのか分からなくなってしまいそうなボーダレスオーラをビシビシ受けて、なんというか、東京の懐の深さみたいなものを見せつけられる、そういう感覚。

そもそも秋葉原は、戦後、軍が放出したジャンクな電子部品を扱う闇市として発展してきたそうだ。
それが端緒になって、ラジオや無線機の一大市場となり、やがて家電量販店が軒を連ねるようになる。
その後、時代の移り変わりとともに主たる商品はパソコンパーツとなるが、私が東京に最初に暮らし始めた90年代半ば頃は、ようやくその波が訪れた時期だった。

私が初めて家庭用にPCを購入したのは1997年だったが、後に富士通に就職した「アキバ系」の友人の勧めに従い、指定された型番のパソコンを秋葉原の指定された店(雑居ビルの中にある、まともな看板もない薄暗い店)へ、一人で買いに赴いたことを思い出す。
あの時は、購入すべき価格まで指定されて、訳も分からず指示された値段まで値切った。
パソコンに対してはド素人なのに、下手に交渉を掛け合う客を、店の人はさぞかし奇妙に思ったに違いない。

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by yukotto1 | 2007-08-03 00:57 | 笑える映画
こんな夜中に西郷さんが見たいなんて、突拍子もないことを平気で言う性格は相変わらずだと思った。
子どもみたいなところがある。

相手との相性や間柄によって、人のキャラクターというのは変わって当然だが、この人と一緒のときの私は、いつも少しだけお姉さんぽい役回りになる。
「しかたないなあ」とその思いつきやわがままに付き合ってやる・・・だなんて、いや、ほんとはきっと違う。
大人なようでいてまったく横柄なスタンス。
本当は、私の方がずっと気まぐれでわがままなのだ。

思いつきを提案するのは確かにいつでも彼の方だけれど、私は気分次第で、その提案に応えもするし、かわしもする。
イニシアチブはいつもこちらにあることを、私たちは無意識のうちに知っていて、だから私のスタンスはいつも「しかたないなあ」という受け身なそれなのだと思う。

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by yukotto1 | 2007-07-30 00:49 | 音楽
「一番好きな風景は?」と訊かれれば、必ず私は「東京タワー」と答える。
「一番好きな街は?」と訊かれれば、必ず私は「東京」と答える。

私は、東京タワーが好きだ。
そして、東京が好きだ。

東京に初めて住み始めたのは10年前、2つ目の大学に入学したときだ。
それ以前は18年間兵庫、1年間大阪に暮らした。

私が大阪の大学を辞めて東京の大学に入りなおした理由は、つきつめると、「東京に行きたかったから」ということに尽きる。
昔からずっと憧れていた街で、そこにはなんでもあるような気がしていた。

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by yukotto1 | 2005-08-28 21:50 | しっとりする映画
a0032317_12164413.jpg「三四郎が東京で驚いたものはたくさんある・・・もっとも驚いたのは、どこまで行っても東京がなくならないということであった」

漱石は、私の中で不動の、最も好きな作家だ。
疑問を挟む余地がないほど完璧な心理洞察を、みごとな写実力で表現する。
心地いい言葉のリズムを追っていけば、情景がありありと浮かび、まるで自分がその場に居合わせているかのような臨場感がある。

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by yukotto1 | 2004-11-02 00:19 |