生活視点の映画紹介。日常のふとした瞬間思い出す映画の1シーンであったり、映画を観てよみがえる思い出だったり。生活と映画を近づけてみれば、どちらもより一層楽しいものになるような気がします。


by yukotto1
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映画好きで、テレビ好きで、ゲーム好きな私なのに、うちのテレビはずっとアナログだった。
7年前に東京に戻ってきたときに買った、大きなブラウン管テレビだった。

アナログ地上波が停止することは知っているけれど、だって2011年7月まではこれでいいんでしょ、と、ギリギリまで粘ろうと思っていた。
北京オリンピックも、ワールドカップも、私の決意には、なんの影響も及ぼさなかった。
そう、決めていたのだ。

12月半ば、新宿で映画を観た。
映画が始まるまで時間があって、友人が新しいテレビを買いたいというのでビックカメラについていった。
家電量販店は、たまに来ると本当に楽しい。

テレビ売場には、テレビ売場なんだから当然だけれど、おびただしい数のテレビモニターが並んでいて、不景気の中にあって一際賑やかな、ボーナスシーズンの浮き足立ったムードがあった。

アガる。
わけはないけれど、これ、アガる。

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by yukotto1 | 2010-01-20 22:08 | 迫力系映画
11月のこと。
六本木ヒルズで00時35分開演の「THIS IS IT」を鑑賞した。

この映画のことは、きっと誰もが知っている。
今年6月に他界したマイケル・ジャクソンが、死の直前、もうまもなく初日というところまで準備を進めていたコンサート「THIS IS IT」のメイキングムービーだ。

別の二人の友人から、ほとんど同時に誘いを受けた。
「THIS IS IT」を観たいよね、と。

幸いその二人には面識もあるので、だったらいっそ三人で行こう。
忙しい私たちが揃うのは、金曜の深夜、仕事もデートも接待も終わった時間だねと、TOHOシネマのロビーで待ち合わせた。
チケットは、私が手配する。

眠らない街、東京は六本木。
金曜真夜中の映画館は、ものすごく賑わっていた。

この映画館の一番大きなスクリーンで、全ての席が観客で埋まって、時間の感覚を忘れそうな熱気が溢れている。
みんなでマイケル・ジャクソンの映画を観るというより、みんなでコンサートに行くような、そういう興奮が満ちていた。

シチュエーションが既に、ちょっと特別な感じがした。

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by yukotto1 | 2009-12-17 00:38 | ぐっとくる映画
お昼時、「この季節、絶対鰻食べたくなるよねー」と、同じ部のS君に言ったら、「そうですか?」って言われた。

えー。食べたくなるよー。

私は、いっつも食べたくなる。


・・・のに、今年はあんまり食べたくならないから、不思議で。

暑すぎてお腹すいてない?

以前は「目の前にあるものは一刻も早く制す!」くらい落ち着きがない食べ方をしていた私だが(常に時間に追われていたあの頃、一種の職業病だったのだろうか・・・)、2年半前に転職して以来、食べる量がぐーんと減り、ほんと、食べるスピードも量も落ち。

もうね。
定食とか基本的に完食できないからね。


ご飯は、ほぼ確実に残す。

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by yukotto1 | 2008-07-24 22:48 | 笑える映画
3月の赤城亭以来、3ヶ月ぶりに落語に行った。
関西ではテレビ出演も多い桂雀々と、「笑点」や「タイガー&ドラゴン」でもおなじみの春風亭昇太の二人会ということで、今まで聴いた中では、もっともメジャーな噺家の高座と言える。

落語を趣味に持ち始めたのは、つい去年のことなので、東京に暮らす都合から、普段耳にするのは江戸落語が中心。
もともと出身が関西なので、聴きなれているのは上方落語のはずなのに、近頃はすっかり江戸前に馴染んで、上方を聴くのは随分久しぶりの気がした。

しかも、今回は桂雀々だ。
故桂枝雀の弟子である。

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by yukotto1 | 2008-06-19 00:57 | ハッピーになる映画

落語の魅力-寝ずの番-

最近、落語にはまっている。
昨年の薪能、歌舞伎に大相撲という古典芸能熱がそのまま派生した具合だが、勢い余って神楽坂に引っ越したら、ご近所至るところで落語やら講談やら三味線やら長唄やらをやっている。
そういう環境のせいもあって、さらに火がついた。

落語は機会や料金の面から言って敷居が低い。
都内の寄席で毎日何かしらやっているし、当日券でふらっと入れる。
料金も、2~3千円と安い。

かつて、昭和の名人古今亭志ん朝が神楽坂は矢来町に住んでいたそうで、そんな具合に神楽坂は落語に縁が深い土地柄。
現在、神楽坂に常設の寄席はないが、毘沙門さんや赤城神社のお堂で独演会が開かれることはしばしばで、他にも普段は芝居をやっている小劇場や場合によっては居酒屋の座敷なんていう場所で開かれる高座もあって、思い立ったとき、どこかしら出かけていける気軽さがある。

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by yukotto1 | 2008-01-09 17:49 | 笑える映画

沢と煙-激流-

柄にもなくアウトドアづいた勢いに乗り、誘われるがまま、「ラフティング&カヤック合宿」なるものに参加した。
埼玉県の長瀞という土地まで赴く。
数ヶ月前、TOKIOの「鉄腕DASH」で長瀞の渓流下りにチャレンジする企画が放送されていて、「ながとろ」という地名だけは覚えていた。

まったくの素人であるTOKIOメンバーが一般の客を乗せて船頭をやれるくらいなので、大して難しいこともないだろうと高をくくる。
私が体験するのは、屋根付きの小舟に乗った渓流下りではなく、ゴムボートによる「ラフティング」なんだけれども。

今回は、なにせ「合宿」なので、15人程が4台の車に分かれて目的地を目指す。
沢のそばのコテージを貸し切って泊りがけでアウトドアするのだ。
初日はラフティング、翌日にはカヤック、夜はみんなでBBQと、なんと贅沢なフルコース。

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by yukotto1 | 2007-10-10 23:57 | 迫力系映画
少し遠出をした日のことを振り返るとき、真っ先によぎるのは、必ずといって、帰り道で渋滞する車の窓から見る光景だ。

陽の落ちた山の影が黒く浮き上がる宵口の高速道路に、気だるく灯る赤いテールランプの長い列。
カーラジオから洋楽。
行きがけよりも沈黙の長い車内。

一日遊んだアクティビティの記憶は幾枚もの静止画の連続として残り、祭りの後のような帰り道の記憶は軽い疲労感とともに動画と音として残る、という感覚。

楽しかった記憶。
楽しかったと反芻している記憶。

「yukottoちゃんが、今日のこと、どう表現するのか楽しみだよ」
「今、それを考えてた。どう言葉にするかって、まさに今考えてた」
「それを考えてる沈黙だったの?」
「そう。それを考えてる沈黙だった」

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by yukotto1 | 2007-09-29 00:52 |
「なぜ山に登るのか」と問われ、登山家ジョージ・マロリーが「そこに山があるからだ」と答えたことは有名に過ぎる。
なるほどとも思うが、少々エキセントリックだとも思う。

富士山に登ろうと思うと言ったとき、それに対して「なぜ」と訊く人はいなかった。
「一度登らぬバカ、二度登るバカ」というように、富士山に登ることについて、改めて説明はいらない。
大方の日本人が「富士山に登ろうと思う」とき、その理由はただ一つ、「富士山が日本一の山で、私は日本人だから」だと、それで十分事足りる。

「富士は日本一の山」。
そういう歌を小学校で歌ったし、ここでの「日本一」の響きには、「日本一標高が高い」という言葉以上のものがある。

あらゆるものを凌ぐ、あらゆるものを内包する、偉大な存在。
それが富士山なのだ、と誰かが声高に言ったとして、多くの日本人は黙ってうなづいてしまうだろう。
物理的な意味を超えて、富士山は日本人の精神論に立ち入ってくる。

そんなわけで。

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by yukotto1 | 2007-08-17 01:03 | ぐっとくる映画
渋谷の東急文化村で、2年ぶりのレニングラード国立バレエを観た。
今回は3列目という舞台間際の席。

思い返せば、「ドラリオン」予約よりさらに前、確かまだ春先だった気がするけれど、友人が「来年の話をすると鬼が笑っちゃうけど」と言いながら誘ってくれた。
俄かに想像できないくらい先の予定ではあったけれど、だからこそ断る理由がない。
「もちろん行きます!」と二つ返事で答える。

そして、スケジュール帳の10ヶ月先のページに「バヤデルカ」と書き入れる。
それってどんな話よ?と思いながら。

「先の予定」を立てられるようになったのは、転職の賜物だ。
以前の仕事をしていた頃は、当然のように先のことが見えなかった。
だから、よっぽどのことでなければ、数ヶ月先はおろか、今週末の予定さえ立たないことがままだった。

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by yukotto1 | 2007-02-17 03:20 | 演劇
シルク・ドゥ・ソレイユ。
改めてネーミングの意味を考えたのは、つい先日のことで、シルクというと英語で絹のことを想像していたが、発祥はカナダ・モントリオール、考えてみればそれはフランス語なのだ。

ソレイユは、川原亜矢子の犬の名前だったな。ラブラドール・レトリバーのソレイユ。
意味は太陽。

だから、シルク・ドゥ・ソレイユは、太陽のサーカス。

秘密の呪文で扉が開くように、それは姿を現す。

チケットをとったのは夏だった。
2月に始まる公演の、予約は8月。

一緒に行こうねと約束したのに、間近になって仕事で行けなくなってしまったと残念そうに言う。
私にとっても残念だけど、半分くらいは織り込み済みのことなので「しかたないね」と電話口。

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by yukotto1 | 2007-02-12 23:35 | アートな映画